
飲食店は、完全予約制にしない限り、見込みで食材を調達して来客があればそれを使って調理します。従って、見込みの精度が悪いと、使わない食材を大量に仕入れて無駄にする、あるいは、使う必要のある食材の仕入れ不足といった問題が起こってしまいます。このうち得に前者については、飲食店経営での経費をコントロールする上でネックになる部分でしょう。この点、どう対処したらいいか悩んでいるなら、是非、飲食POSレジを導入しましょう。飲食POSレジを日々の飲食店運営に活用すれば、各店舗でオーダーが入る頻度が高いメニューについて、正確で信頼性の高いデータが得られます。よく出るメニューについては、偶然という要素も入ってくるため、短期間のデータ収集ではあまり意味がありません。ある程度長い期間、データを収集して傾向を把握すれば、各店舗でのオーダーの特徴を把握することができます。これを利用して、適切な種類と量の食材を仕入れるようにすれば、オーダーが入らず無駄にされる食材を最小限まで抑えることが出来るでしょう。飲食POSレジがあれば、このように、コストコントロールの有益なサポートツールとして活用できますので、是非、導入してはいかがでしょうか。
飲食POSレジを選ぶ基準として在庫の管理を行えるものがおすすめです。よく使う材料や消耗品が、残り僅かになったらお知らせをしてくるものです。また逆に使用頻度の低い在庫は管理不足の場合気づいたときには在庫がなく慌てて販売価格の高い近所のお店に買いに走る、などということにならないためにも在庫管理システムのある飲食POSレジの導入はおすすめです。また店頭販売品などは在庫不足になるのは販売チャンスを逃してしまうもったいない出来事であると思います。そのたにも在庫管理は大事になってきます。
飲食POSレジのなかには会計システムのサービスがある、もしくは提携しているものがあります。税理士に依頼しているお店は問題ないでしょうが、自営業でご自身で確定申告をなさる方は2月や3月の確定申告の時期は普段の仕事に加え事務作業も加わり、目の回るような忙しさになることでしょう。そこでこの会計サービスも使うことにより、仕入れのお金や設備費などの経費も月毎でまとめて入力してしまえば、確定申告の時期を悠々と乗り切ることができます。
2月3月に1年間の会計をまとめてやろうとすると領収書の忘れや、レシートの紛失などで泣く泣く経費計上を諦めることもあるのではないでしょうか。経費は1円たりとも所得にしないように会計管理も付随しているPOSレジがおすすめです。
飲食POSレジでは商品の売り上げを管理してくれるシステムがあります。POSレジの機能はスマートフォンやタブレットを使って行うのですが、最初の設定でお店の商品を登録し、お会計の時にはその商品をタップしてレジの機能を使います。この形で会計をしていくと、月間の商品売り上げを知ることができます。この機能を使えば自分の商品の人気ランキングをつけることができます。初来店の方には人気の味を知ってもらってリピーターになってもらうためにはとても便利な飲食POSレジの機能です。また逆に一番売り上げの低い商品は出し続ける意義を見直す機会になるでしょう。出した当時は売れていてもリピートがないのであれば、何か商品に問題があるので改善をする必要があります。商品として出した当初から売れないのであれば販売形式を改善する必要があります。これらに手間をかけるメリットがないのであれば廃止を決める、などPOSレジを導入すれば販売改革に使えます。
そしてもう一つ飲食POSレジの便利な機能として、お客さんの平均単価を知ることができます。自身のお店に来るお客さんが平均してどのくらいの金額を払っているのかというものなのですが、これによって新商品を売り出す場合の価格設定の参考になるはずです。